<span>  フォルトナ国城下で孤児として暮らしていたニナは、星の神のごとき深き青――瑠璃色の瞳を持っていた。</span><br /> <span>  事故で亡くなったフォルトナ国の王女アリシャと同じ色の瞳ゆえ、第二王子アズールに見出され、ニナは王女に成り代わることを求められる。</span><br /> <span>  身代わりの星の巫女として、王女として、与えられた使命――</span><br /> <span>  それは三月のあと、大国ガルガダの第一王子セトに偽りの花嫁として嫁ぐ..